名刺管理用サーバーのデータ復旧

名刺管理ソフトは会社全体で保有している顧客を管理する時に便利です。

単なる会社名だけでなく電話をかける時の担当者の名前を記録する事が出来ます。

名刺管理ソフトはパソコンにインストールする事で使用出来ますが、それでは社内のスタッフが全員使用するのは大変です。

社員の使用している全ての端末に名刺管理ソフトをインストールしなければなりません。

その手間を省きたいならサーバーを一台導入すべきです。

サーバーに名刺管理ソフトをインストールして、社員がそれぞれアクセスするというやり方にすれば導入に必要な労力を軽減出来ます。

それに加えて名刺データを共有出来るため、登録した顧客情報を各端末から閲覧可能です。

■サーバーにリスクが集中する

しかし名刺データがサーバーに保管されるという事は、リスクが一箇所に集中する事を意味します。

サーバーが壊れてしまうと名刺管理ソフトにアクセス出来なくなるという事です。

部品交換で対応出来るなら問題ありませんが、ハードディスクが壊れると大損害を被る恐れがあります。

ハードディスクはデータを蓄積するための機器なので、交換しても登録した名刺データを復旧出来ないからです。

■アプリケーションのバックアップデータを取得する

名刺管理ソフトのメーカーは登録したデータが消失するリスクを理解しています。

そのため登録した名刺データをバックアップする機能を与えている事は珍しくありません。

バックアップ機能を備えている名刺管理ソフトは、定期的にバックアップしておく事でデータ復旧をスムーズに行えます。

手動による再登録を行わなくても済むため、作業時間を短縮するためには重要です。

バックアップ機能はアクセスする端末からでも利用出来るため、サーバーの前へ移動して行う必要はありません。

むしろサーバーでバックアップするとハードディスクが壊れた時に失われるため、アクセス用の端末を用いてデータ復旧の備えをすべきです。

■サーバーのハードディスクが壊れた時のデータ復旧の流れ

サーバーのハードディスクが壊れると、メーカー側に連絡をすべきです。

高級品であるサーバーは保守契約を締結している事が多く、通常の故障は無料対応します。

ハードディスクの故障を無料で請け負うメーカーは多いため、交換部品代と作業費を考慮するならメーカーへ任せるべきです。

ただしデータ復旧は契約範囲外なので、メーカーから返品されたサーバーにバックアップデータをリストアする必要があります。

その時に日頃から取得しておいたバックアップデータが役立つのです。

壊れた日時に最も近いバックアップデータをリストアすればデータ復旧作業は完了します。

もし、バックアップデータがない場合、壊れたハードディスクからデータを復旧させる必要があります。

その場合はメーカーの保守管理ではなく、データ復旧の専門業者に依頼する必要があります。

サーバー機器は高度の専門知識が必要となります。

最大手のデジタルデータリカバリ―であればサーバーのデータ復旧でも多数の実績があるので、安心して依頼でいる貴重な存在です。